目標の立て方・見据え方
FX取引をしていると、「FX攻略」とか「FXで勝つ」とか「FXで○千万の利益!」のような言葉を目にされることと思います。
でも、それって漠然としすぎてませんか?
「○○○○がありあまる」って、とある有名アーティストの曲にありましたが、これでは「目標がありあまる」です。
千里の道も一歩から
「千里の道も一歩から」
これは有名なことわざですが、それは「千里(約500km)という距離のように途方も無く大きなことでも、まずは足元から一歩ずつ着実に努力を重ねていけば成功する」という意味です。
※一里の距離は日本と中国で異なりますが、「千里の道も一歩から」は老子の言葉が元なので中国の「1里」の距離を元に千里の距離を算出しています。
「まずは足元から一歩ずつ」これが重要。
それなのに、その一歩目に途方もない距離の先にある「FXを攻略する」とか「FXで勝つ」とか「FXで○○万の利益!」とかを見据えても、足元の石ころにコケて怪我をするのがオチです。
かといって、目標はある意味で自分の限界を決めることにもなりかねませんから、あまりに小さな目標は考え物です。
例えば、「1日1pips!」だと相当量の資金を投入しなければ成果と呼べるほどの利益を生むことはできないですからね。
それに…
百里(ひゃくり)を行く者は九十を半ばとす
「百里(ひゃくり)を行く者は九十を半ばとす」
またまたことわざですが、これは「どんなことでも終わりのほうほど困難なので、9割達成したと思っても”やっと半分・まだ半分”と自分を戒めて最後まで気をゆるめないように!」という意味。
これって逆説的な視点で見ると、「9割までいけるけど達成は困難な目標を持ちなさい」とも聞こえます。
つまり、あまりに簡単すぎて余裕で達成できる目標でもいけないし、かといって達成不可能な目標なら9割達成する前に力尽きちゃうので「適度にきつくて、かつ、達成可能な目標を見据えなさい」と言っているような気がします。
じゃあ、目標のバランスってどうやって取ればいいの?
「じゃあ、目標のバランスってどうやって取ればいいの?」
そう。
目標はどこに置けばいいのか?
FXで勝つための「具体的な目標」はどうやって作るのか?
実はそんなに難しいことじゃないんです。(だったら早く言えよって怒らないで。。。)
簡単な方法を一つ。
それは。
「具体的で・達成が少しだけ難しい・リアルな・夢」を描くこと。
・具体的……これは期間や利益を明確にするということ(月間○○pips! とか 年間○○万円達成する!など)
ただし、いきなり”億り人”を目指すのはあまり具体的ではないです。
・達成が少しだけ難しい……ポイントは「少しだけ難しい」ってこと。努力を続ければ何とかなると思えるかどうかが決め手になります。「少しだけ難しい」=頑張り続けられるということ。いきなり”億り人”を目指したら途中で「結局無理じゃん…」と挫折しかねませんからね。
・リアル……これは「具体的」の延長です。例えば「年間○○万円達成する!」と決めても途中で「お金があっても意味なくない?お給料で十分だし…」って白けてしまう可能性もありますよね。
だからこそ、「年間○○万円達成したら、そのお金で◇◇を買う!」のような利益を具体的に何に使うか決める、ということです。
そうすれば、単なる拝金主義にならずに済みますし、利益が貯金のように大切に思えてきて無謀な取引をしないで済むという効果も期待できます。
・夢……これは「リアル」の延長です。例えば、「FXの利益で、いつもは並盛り牛丼を大盛りにする!」って目標だとどうでしょうか…。「FXで負けても達成できるじゃん…」ってなりますよね…。
人間だれしも自分に甘いので、お給料や貯金や少し我慢すれば達成できる目標だと「FXで負けてもいいか」と言い訳することになり、結局、負けグセがついてしまいます。
ですので、お給料や貯金や少しの我慢で貯めたお金では絶対に買わないような「夢のあるもの」を目標にすえる必要があるわけです。
なんだかすごくギリギリのバランスを書いてしまったようで申し訳ないですが、実際はそんなに難しいことではありません。
例えば下記のサイトを見てください。
①今までこれを知らなかったなんて…
②こんな世界があったのか?!
↑のリンクを開いた方は分かると思いますが、これが「具体的で・達成が少し難しい・リアルな・夢」の一つの形。
自力でも(FXをしなくても)届くとは思う。だけど、現実的に考えてFXで得た利益を充てたい。
そんなせめぎあいが自分の中に起きれば成功です。
そうしたらもう、「FXで成功するぞ!!」って気合入るでしょ?
しかも、具体的でリアルなので、思いに描きやすいから尚のことFX取引に真摯に向きあえるわけです。
目標の据え方一つで、今後のFX人生が大きく変わります。
この記事が参考になれば幸いです。