FXで利益を上げるために覚えなければいけないことは沢山あります。
当サイトでも、勝つための準備として基本的な考え方を載せていますし、
FX関連の書籍も多数出ていることからも
「覚えなければいけないことが沢山ある」のは事実だとご理解いただけると思います。
「覚えることが多い」=覚えてしまえばOKということ。
もう、見出しで書いたとおりなんですが、覚えることが多い=覚えてしまえばOKということ。
覚えるまでが大変なんですが、それ以上のことをアレもコレも、と詰め込もうとすると返って判断に迷う結果になります。
もちろん、プロディーラーや経済コラムニストは、常に相場の予想をするのが仕事なので、あらゆる分析手法を覚える必要がありますが、個人トレーダーであればそこまでの必要はないですからね。
なので、FXで安定して勝つにはシンプルなルール作成がおすすめということになります。
シンプルなトレードルールって?
シンプルなトレードルールって聞いてもピンとこないかもしれませんね。
シンプルなトレードルールを作るための最初の段階は「勝てるパターン」を探すこと。
逆に言えば、「勝てるパターンのとき以外はトレードしない」ということです。
例えば・・・
・大きく勝ちたいけど細かい利益も逃したくない。
・上昇中の戻りのときは売りでも利益を得たい。
・下降中の戻りのときは買いでも利益を得たい。
こんな風にどんな場面でも勝とうとすると、以下のような弊害が発生します。
・ルール自体が複雑になる
・ルールが複雑になればルールを適用する場面を見誤る可能性が高まる。
・ルールを適用する場面を見誤ると損する可能性が高くなる。
簡単に言うと、
「ルールを複雑にしてあらゆる場面で勝とうとすると逆に損をしやすくなる」
ということですね。
だったら、勝てるパターンのときだけトレードする=勝率重視のやり方にする。
それがシンプルなトレードルールの考え方です。
ちなみに、以下の条件が揃っていればルールを複雑化しても大丈夫です…。
・資金力が潤沢で、レバレッジをかけない。
・含み損に耐えられるメンタルと、絶対に確信を持てるほどの長期予想をする相場力がある。
・多くの通貨ペアでポジションを立て、一部含み損が出てもトータルでプラスになるようなトレードが出来る。
つまり、プロディーラークラスの資金力と相場を読む力、損を取り戻す力があれば複雑なルールを作っても良いのですが、個人トレーダーの場合はあまり現実的とは言えません。
残念ながら。
なので、勝率重視のシンプルなトレードルールの作成がおすすめ、というわけです。
それと、シンプルなトレードルールの場合に重要なことがもう一つあります。
それは、「相場を予想しない」ということ。
相場を予想しない、と書くと「え??」と思われるかもしれません。
FXで為替の値動きを予想せずにトレードするなんてありえないって思いますよね?
でも、重要なのでもう一度書きます。
「相場を予想しない」
なぜか?というと・・・
予想はあくまで予想。
つまり予想どおりに動く保証なんてどこにもないんです。
それどころか、予想すると、根拠があやふやでもなぜか予想を信じたくなるのが人間心理。
そのうえ、有名な経済コラムニストたちでさえ、それぞれに真逆な予想していることも多々あります。
つまり、予想をすれば(予想を知れば)トレードに迷いが生じます。
どんな迷いが出るかというと…。
・相場が予想と逆に進んだ場合=いつか元にもどるはずと思い損切りが遅れる。
・トレードルールで予想とは逆方向にエントリーサインが出た場合=本当にルール通りで良いのか?とエントリーに躊躇する。
⇒損切りに躊躇することで損が膨らみ、エントリーに躊躇することで利益を得そこなう可能性が高まるわけです。
だからこそ、シンプルなトレードルールの場合は相場を予想せずに、
ルールで決めたとおりのエントリーをコツコツ続けていくのが大事というわけです。
まとめてみます。
・個人トレーダーがFXで勝つためには基本を覚えることが大事
・基本を覚えたらシンプルなトレードルール作成をしてみよう。
・シンプルなトレードルール作成で大切なのは勝率
・相場の予想はせずルール通りにコツコツ続けるのが大事
ということです。
実際に私が使っているシンプルなトレードルールについては今後、別の記事でアップいたします。