【FX攻略情報】
①FXについて知りたいことって?
②テクニカル?ファンダメンタルズ?
③テクニカル分析がお勧めな理由
④FXで成功するために必要な分析とは
⑤投資心理の話
⑥取引スタイルは好みで決めるものじゃない!!←今号はコレ
・テクニカル分析
・インジケーター、チャート設定
・他の投資家の心理を考える
書いていて思いましたが、FXのやり方って結構準備が多いですよね…。
でも、残念ながら、まだ終わりじゃないんです。。
FXのやり方で、次に大事なこととして「取引スタイル」があります。
取引スタイル。
つまり、超短期~長期まで、ポジションをどれくらいの期間保有するかを決めておかないといけません。
もちろん、予想外の急変で取引終了を判断することはありますが、取引を始める前にどの程度の期間ポジションを保有するかを決めておくのは重要なことです。
すでにご存知かとは思いますが、取引スタイルには下記のものがあります。
長期 | 数ヶ月~数年単位、ポジションを保有(積み増すこともアリ) |
中期(スイングトレード) | 数週間~数ヶ月程度、ポジションを保有 |
短期(デイトレード) | 1日でポジションを手仕舞う |
超短期(スキャルピング) | 数秒~数分でポジションを手仕舞う |
さて、FXのやり方の中で一番か二番目くらいに誤解されているのが「取引スタイルの選択」だと思います。
(もう一つ誤解されているのがレバレッジの考え方です)
たいていは、「取引スタイルは各投資家が好みで決めるもの」と思われがちです。
一般に売られている書籍などでも「スキャルピングは○○で勝つ」とか「デイトレードは○○が良い」など、一つの取引スタイルに絞った本が沢山売られていますから、それがFXのやり方と認識されてしまうのは仕方のないことかもしれません。
でも(だからこそ)はっきり書きます。
「取引スタイルは好みで決めるものじゃない!!
そんなの超もったいない・超リスキー!!」
いや……まぁ……好みで決めても良いんですよ。誰に責められるってわけでもないですし、、。
ただ!!それってすごくもったいないことですから、好みで決めるってのは一旦忘れたほうが絶対に得です!!
では、順を追ってちゃんと説明しますね。
試しにチャートを開き、設定を「②おすすめのチャート設定」のページに記載したインジケーターの内容に変更してみてください。
次に、通貨ペアは自由にお選びいただいた上で(ここは試しなので自由に決めてください!)
週足→日足→8時間足→4時間足→1時間足→30分足→15分足→5分足、と時間を狭めながらトレンドを確認してみてください。
できれば、これをいくつかの通貨ペアで、過去にもさかのぼってチェックしていただけるとありがたいです。
(ここでは”お試し”でお願いしていますが、効果的なFXのやり方として、週足から分足までのトレンドを過去までさかのぼって見て考えることを習慣にしたほうが絶対に良いです。)
さて、いろいろな通貨ペアで週足~5分足まで(過去にもさかのぼって)見ていただくと、下記のようないくつかのパターンが見えてくると思います。
明確なトレンドが出ているのが、、、
・週足、日足、時間足の全て
・日足~時間足のみ
・8時間足以下のみ
・4時間足以下のみ
・1時間足以下のみ
・30分足や15分足など短期的なトレンドのみ
上記のパターンの中で例えば、
週足~時間足まで明確なトレンドが出ている
⇒「強いトレンド」「精度・確度の高いトレンド」と分かりますよね?
そうした「強いトレンド」であれば長期間保有しているだけで利益が見込めるわけです。
(逆にスキャルピングなど短期の取引だと利益を取りこぼしてしまうことになりかねません)
ですから、その場合「長期保有」という取引スタイルを選択すれば良いわけです。
(もちろん、リスクヘッジのためにポジション量を少なくするなどの調整は必要です)
また、4時間足~5分足のみでトレンドが出ている
⇒「短期的なトレンド」が出ている可能性を考えられますよね?
「短期的なトレンド」の場合に長期保有すると相場が逆に動いて損をする可能性もありますよね。
ですから「短期的なトレンド」なら「デイトレードやスキャルピング」を選択すれば良いわけです。
上記のトレンドのパターンを、トレンドの発生順に(時系列的に)考えてみると、
①時間足や分足のみトレンド発生→短期的なトレンド=デイトレードやスキャルピングで参戦
②日足でもトレンドが発生→中期的なトレンド=スイングトレードに変更し参戦
③週足でもトレンドが発生→長期的なトレンド=長期保有に切り替えて参戦
という流れになります。
①~③それぞれで新規→決済を繰り返しながら、トレンドを把握→トレンドに合わせてポジション量と取引スタイルを選択し参戦していくのが理想です。
つまり、チャート分析でトレンドと共に「相場の有効期限」を分析し、「相場の有効期限」に合った取引スタイルを決めるのが一番効果的というわけです。
ちなみに、上記のトレンドパターンの例の中で、
実は超リスキーな組み合わせがあることにお気づきになられたでしょうか?
答えは・・・。
「週足、日足、時間足の全てで明確なトレンドが出ている」場面で、一時的に逆方向に動いたときスキャルピングをしてしまう、ということ。
これは、
①大きく強いトレンドに対し逆張りで入るという無謀
②スキャルピングのためポジション量も多くなってしまいがちという無謀
の2つの意味で絶対にやってはいけない組み合わせと言えます。
これは最悪な場合、一瞬で大損することもありえる危険なやり方ですから絶対に避けてください。
もし「取引スタイルは好みでOK」とすると、
長期保有スタイルと決めた場合は「ボラティリティの低い、短期的なトレンドのみのときは稼げない」
デイトレード・スキャルピングの場合は「長期的なトレンドが出ていても大きな利益を取り損ねてしまう」
ということになりかねません。
ですから、繰り返しになりますが、
チャート分析でトレンドと共に「相場の有効期限」を分析し、「相場の有効期限」に合った取引スタイルを決めるのが一番効果的というわけです。
つまり、まとめると
「取引スタイルは好みで決めるものじゃない!!
そんなの超もったいない・超リスキー!!」
ということになるわけです。
さて、チャート分析でトレンドを把握すると取引スタイルが決められる、ということをこの記事で書かせていただきました。
実は、取引スタイルが決まると次に決めれるものが出てきます。
それは「利益確定・損切り」です。
「利益確定・損切り」については別の記事で扱います。